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SPSSで、機械学習させるまで

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SPSSで機械学習のモデルを作成する方法を
回帰を例に説明します。

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【その前に、決めるべきこと=設計】
(1)欲しい結果である目的変数を決める
     今回は、売上本数buy

(2)目的変数を説明するであろう変数(=説明変数)をとりあえず決める。
     今回は、前の売上までの間隔(日)intv(intv=2:2日前に買った)

(3)機械学習を行う手法と、その手法で決めるべき変数(ハイパーパラメタ)
   を決める
     今回は、線形回帰。ハイパーパラメタはデフォルトのまま

(4)データを入手
     今回は、以下のデータをCSVで、mydata.txtという名前で保存
intv,buy
7,2
5,1
7,2
7,3
9,2
8,3
4,1
6,2
7,2
7,1

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【SPSSで設定】

前提:インストールは終わり、1回目の立ち上げはした。
していなければ、以下を参照

  SPSS Modelerの試用版を動作させるまでの道
  http://ameblo.jp/smeokano/entry-12277515968.html

(5)立ち上げましょう
 白い画面(パレット)の下に、「お気に入り」「入力」「レコード設定」・・・
 などの”タブ”があり、その中に、”アイコン”がある


(6)入力でCSVを設定
 「入力」タブをクリック、
 「可変長ファイル」をクリックして、白い画面上にクリックすると、アイコンが出来る
 アイコンをダブルクリック、ウィンドウがひらく
 そのウィンドウのファイルを選ぶところで、(4)のmydata.txtを選択


 適用、OKすると、ファイル名に代わる

(7)フィールド設定で、目的変数と説明変数を設定

 まず、「データ型」アイコンを作成
  「フィールド設定」タブをクリック
  「データ型」をクリックして、白い画面上にクリックすると、アイコンが出来る


 CSVアイコンとデータ型アイコンを接続する
  CSVアイコン(ファイル名になっているかも?)を右クリック
  「接続」というのがメニューにでるので、それを選択

  「データ型」をクリックすると、線で結ばれる

 「データ型」の設定
  アイコンをダブルクリック、ウィンドウがひらく
  データが書かれている。
    全部入力になっているので、説明変数(buy)を「対象」にかえる


なお、計算項目などを追加したい場合は、ここ(フィールド設定)で、「フィールド作成」などを使ってがんばる。

(8)手法の設定
  「モデル作成」タブをクリック
  「線形」をクリックして、白い画面上にクリックすると、アイコンが出来る


  「データ型」アイコンと「線形」アイコンを接続する
    →「データ型」右クリック、接続アイコンを「線形」に落とす


  アイコンをダブルクリック、パネルが開く
   ハイパーパラメータは、そこから設定できる
   ひらいたパネルの下のほうの「実行」(三角形)ボタンをクリックして実行


計算中になって


最後、ダイヤモンドのアイコンができるはず

 
(8)出力の設定
  「出力」タブをクリック
  「テーブル」をクリックして、白い画面上にクリックすると、アイコンが出来る


  ダイアモンドのアイコンと「テーブル」アイコンを接続する
    →「ダイアモンド」右クリック、接続アイコンを「テーブル」に落とす


(9)実行してみる
 全体がつながったので、このモデルを書いているパレットの上にある
 緑の三角形をクリックして、ここまでを実行させる。


 「実行中」の画面になり、実行が終わると、パネルが開く


 予測データが設定されている。

(10)これをモデルで使う為に・・
 (9)で見た、テーブルアイコンを右クリック
  「スコアリング枝として使用」を選択する


 データから、テーブルまでの→が太くなる


(11)保存する。
 拡張子strファイルができる
 このファイルを、クラウドにドロップして、APIから呼びさせるようになる。

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*ダイアモンドをダブルクリックすると、モデルの情報がいろいろ見える



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