Zabbix3.4では、「管理」→「メディアタイプ」で
Emailの設定で、SMTP Auth設定ができます。
でも、これを、K5 IaaSで行うのが大変なので、メモしておきます。
(K5IaaSを使わない人にとっては、ZabbixのSMTP Auth設定しか役立ちませんが・・)
●概要
以下の手順で行います
1.メールアドレス(またはドメイン)の登録
2.SMTPサーバーのユーザー登録
3.ZabbixのSMTP Auth設定
1.2は、APIで行います。
以下、詳細説明です
●1.メールアドレス(またはドメイン)の登録
えっ、これもしかして、隠しコマンド!?
IaaS API リファレンスのPDF版
https://k5-doc.jp-east-1.paas.cloud.global.fujitsu.com/doc/jp/iaas/document/k5-iaas-api-reference_application-platform-service.pdf
に、載ってないかも?
「メールサービスの利用者を登録する(ドメインorメールアドレス)」
というAPIが存在します。(ドメイン登録の場合と、メールアドレス登録の場合で異なる)
今回は、メールアドレスをAPIを使って登録しました。
存在する&メールが受信できるメールアドレスを登録します。
メールアドレスを登録すると、Niftyから、返信メールが来ますので、
そのメールにのっているURLをクリックすることで、Niftyに登録されます。
(メールが受信できるアドレスでないと、このクリックができない)
クリックすると、こんな画像が出ます。
●2.SMTPサーバーのユーザー登録
「SMTPサーバアクセスユーザ作成」を実行します。
これは、上記PDF版の209ページ「2.1.9.10 SMTPサーバにアクセスするためのユーザ作成」を実行します。
実行するのですが・・・ここのエンドポイントではないし、APIは例のなかにないし・・(^;)
エンドポイントは、
API ユーザーズガイド
https://k5-doc.jp-east-1.paas.cloud.global.fujitsu.com/doc/jp/iaas/document/api-user-guide/index.html#task/task_deployment_of_shell_jp.html
のinit.shにあるように、
MAILSERVICE=https://mail.<リージョン識別子>.cloud.global.fujitsu.com
になります。現在、このサービスは、東日本リージョン1にしかないので、
みなさん、
https://mail.jp-east-1.cloud.global.fujitsu.com/
のはずです。ユーザー登録の「CreateSMTPUser」は、
POSTの引数「ACTION」に指定します。
なお、APIを実行するには、トークンが必要ですので、実際には、
init.shを実行する
get_token.shを実行する
上記「SMTPサーバアクセスユーザ作成」を実行
というシェルスクリプトを書いて、実行することになります。
get_token.shは、
https://k5-doc.jp-east-1.paas.cloud.global.fujitsu.com/doc/jp/iaas/document/api-user-guide/index.html#task/task_get_token_jp.html
の「tokenの取得」にあります。
このコマンドを実行すると、受け取るXMLに書かれているユーザー名とパスワードを
保存して置いてください。後で使います。
●ZabbixのSMTP Auth設定
機能仕様書
https://k5-doc.jp-east-1.paas.cloud.global.fujitsu.com/doc/jp/iaas/document/function-manual/index.html#concept/concept_mailservice_sendmail.html
に書いてあることを設定しようとしても、
これだけでは、情報不足でわかりません。
実は、ESS(メール配信):SMTPリレー設定
http://cloud.nifty.com/guide/ess/smtp_relay.htm
を元にすると、設定できます。
結局、こんなかんじで、設定します。
※注意:更新するたびに、パスワード変更したほうがいいみたい・・
いつのまにか、パスワードが戻っている??
あとは、ふつうのZabbixの設定と同じです・・・って、
全く解らないね(^^;)
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K5 IaaSでのメール&ZabbixのSMTP Auth設定
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